2013年6月30日日曜日

池坊 毎年恒例の巡回講座

先日は大阪、中之島公会堂にて 毎年恒例となった
巡回講座がありました。

家元の意思を改めて再確認し、様々な方が来られるので
色んな人が花を楽しんでいらっしゃるのだなぁと感じる一日です。
講中の内容は、毎年違う教授の方が自由花〜立花まで、また伝書
(池坊が代々伝えているお花のマナー/決まり事を集めた巻物のようなものです)
の解説などをしてくださいます。

 ▶生花正風体 一種生
りんどう
本勝手の形です。
オクラレルカがすらっと伸び
体には青いりんどうが入り
花器も白いので色身が涼しげですね。
こちらは一種生で、出生美を表現しています。
花は低い位置で、さらにつぼみは低く花は少し高くいn。
葉はのびのびと生け、裏表をきちんと把握して表が太陽のあるほうへと向くように配置します

▶ 生花正風体 二種生
夏櫨(なつはぜ)とかきつばたです。
 こちらは対照美を表現されていました。

・明暗/大小/長短/強弱/疎密など

花材に関しても、木と草、通用物など対照的な素材を取り入れていますね。

また、根締めにも注目です。
根締めには他の花を出す、というのが二種生の特徴。ここでは杜若(かきつばた)が体に入っていますね。

 また演出として、広く薄い水盤の中に石が置いてあるのが見えるでしょうか。
より自然の姿に近づき、そこに景色があるようにみえます。
すらっと 伸びている花材をよりひきたてる効果を出していると思います。

今回の講習会もとても気づくおとが多く楽しませていただきました。
色々は花や形に出会うのは、とても豊かだなぁといつも感じます。

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