2013年6月30日日曜日

千家十職

表千家が 運営する表千家北山会館にて本日まで特別展示をやっていました。
それは千家十職展です。

千家十職とは茶の湯の道具を専らにつくってこられた家筋の集まりであります。
 千家好みのお道具を作れる職人は限定されており、行事や年忌における役割もあるため、徐々に職方は固定されていったようですが、
大正時代に入り、茶道界の復興と茶道具制作の需要が飛躍的に増えたころ、
百貨店(三越百貨店という説も)での展覧会の呼称としてはじめて用いられ、
現在まで流布したものです。
茶の湯の世界では、今日でも「職家」と呼んでいます。
(表千家不審庵、ウィキペディア参照)

そのようなお道具が拝見できることはなかなか無い機会です。

それぞれの職人さん達は、千利休好みのお道具を受け継いで制作することと同時に
現在の家元にしか作れないお道具も意欲的に制作していらっしゃり
今回は新しい物を主にとりあつかっているとのことでした。

はっきり言ってしまえば、生活に必要のない娯楽品、とも言える品々ですが
茶の湯の奥深さ、職人の見事な技や感性を感じるお道具からは
日頃は目に止めないような小さな発見や思わぬ感動があります。

小さな変化や、心づかいを感じる時、
ふわっと心が明るくなるような嬉しさを感じ
またお道具や職人さん方の精神の高さなどを感じました。


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