2014年3月22日土曜日

桑小卓(くわこじょく)と総飾り(そうかざり)

桑小卓(くわこじょく) 

 

 この前のお稽古ではじめて桑小卓(くわこじょく)という棚を拝見しました。
この棚だと、少し隙間のある下の隙間にお茶碗や棗をしまうことができ
”総飾り”などができるとのこと。
なので総飾りの御点前をさせていただきました。


 

桑小卓とは

卓はもともと床に用いられるもので、上に香炉、下に花入れを置くものを謂います。
座敷に降りて店前に使われるようになったものです。
桑木地で、総高一尺七寸一分の細長い姿です。
矢を立てておく矢台より小棚とされたもので、地板の面が矢筈にとってある所以です。

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 総飾りとは

総飾りはどのようなものかというと、写真のような飾りになります。
(違う総飾りの仕方もあり、これはその内の1つです)


 1.茶碗 
2.茶入れ 
3.柄杓 
4.水差し 
5.建水 

の5つの道具が揃っているので総飾り。

なかなか面白いですよね。
点前が終わったら何も持ち帰らず、すべて飾ってしまいます。 (手ぶらで水屋です!)

総飾りは、お客様が少なく茶碗があまり汚れていない場合や、
遅れてくる客待ちで、来られたらすぐ点前を始められるように行うとのこと。

これも主客の心遣いから生まれた型なんでしょう。




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