桑小卓(くわこじょく)

この前のお稽古ではじめて桑小卓(くわこじょく)という棚を拝見しました。
この棚だと、少し隙間のある下の隙間にお茶碗や棗をしまうことができ
”総飾り”などができるとのこと。
なので総飾りの御点前をさせていただきました。
桑小卓とは
卓はもともと床に用いられるもので、上に香炉、下に花入れを置くものを謂います。座敷に降りて店前に使われるようになったものです。
桑木地で、総高一尺七寸一分の細長い姿です。
矢を立てておく矢台より小棚とされたもので、地板の面が矢筈にとってある所以です。
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総飾りとは
総飾りはどのようなものかというと、写真のような飾りになります。(違う総飾りの仕方もあり、これはその内の1つです)
1.茶碗
2.茶入れ
3.柄杓
4.水差し
5.建水
の5つの道具が揃っているので総飾り。
なかなか面白いですよね。
点前が終わったら何も持ち帰らず、すべて飾ってしまいます。 (手ぶらで水屋です!)
総飾りは、お客様が少なく茶碗があまり汚れていない場合や、
遅れてくる客待ちで、来られたらすぐ点前を始められるように行うとのこと。
これも主客の心遣いから生まれた型なんでしょう。
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