8月も半ばで大変暑いこともあり、
本日は先生の計らいで冷水をポットに入れて略式の盆点前になりました。
略式には水差しや釜がなく、すべてポットの水で行うので
水差しの蓋をあけたり、釜の蓋を開け閉めしたりすることがなくシンプルです。
そのかわり、盆点前ですのでお道具のレイアウトが少々変わり、
お道具を配置する場所が違います。
(1)まず、最初に盆の上に茶巾/茶杓/茶筅をセットした茶碗を左に
棗を右において、その上に左わさにした帛紗を広げておきます。
(2)その盆を前におき礼をして、点前を始め、点前をする場所に進み盆ごと置いて
席に入って、帛紗の両端をもちあげ、左手をずらして左下の角をとり
三角形の形に持ちかえて いつも通りの帛紗さばきでふところにしまいます。
次に建水と水の入ったポット(夏は冷水/冬はお湯)を持ちいります。
(3)建水とポットを置き(ポットは自分の横の位置)、一礼。
棗を左上に移動、茶碗を真ん中下に移動(点前、横の手さばき)、建水をひき帛紗さばきをして茶杓を清め、茶杓を盆の右下斜めにかかるように配置。
棗も清め、茶筅は右上に。茶巾を左端に置くように、その場所を清めてから茶巾を配置します。
(4)茶巾をとり、ポットの口元にあてて水をそそぎ、道具を戻し
いつも通り茶筅通し。水を捨てて、抹茶を入れいつも通りお茶を立てる。
(5)ここからはいつも通り薄茶を入れ、お道具が戻ってきたら茶碗を清める。
道具清めて茶碗にそれぞれが収まったあと、茶碗と棗はすべて盆の奥 へと配置され
その空いた空間に 亀の形をあしらった帛紗を奥。
その後、建水、ポットをしまい。盆をしまって終わり。
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盆の上に 五角形が描かれるようなレイアウトで道具を配置するのがポイントです。
そして最後に亀の形になった帛紗で遊び心を出すのがいいですね。
マンション住まいの道具が少なくてもできるお点前が略式盆点前ですので
気軽に行いたいものです。
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